姫様に婿が来る。

以前、ホントにずっと前、このブログで「佐瀬工業所」さんの
ガラスペンを購入した事は書いた（きっと読んでいる方は
覚えていらっしゃらないかもしれないけれど）。
で、そのガラスペンが私にとってはお姫様のような存在だった。

明治35年に日本で風鈴職人の方が開発したガラスペン。
昭和30年よりガラスペンの製作に携わってきた職人の、
「佐瀬勇」さんの手作りの作品だ。

このガラスペン、入れ物はまるでネックレスを買ったときに入っている
ジュエリーケースのような、ベルベットのような表面の箱に入って
オスマシしている。で、姫様。














ね、こんな風に大事に大事にされて私のところに来たお姫様。

で、この姫に似合うインク、いや、王子様を見つけてあげようと、
延々気に入った色のインクを探していたのです。

そして、やっと昨日見つけました。ドイツで生まれて、イタリアのファッションで
身を包んだ、名前だけはフランスの方（笑）。














この写真で読めるでしょうか？名前は「ナポレオン・ボナパルト」
そう、あの皇帝からお名前を頂いたようです。

このインク王子様は、ドクター・ヤンセンの手作りインクで、
ドイツで製造されて、イタリア製のガラス瓶に入っているのです。

そして、パッケージは。。。













本家ナポレオン・ボナパルトさんの肖像画のラベルが貼って有ります。

左手で胃の辺りを押さえているのも、「ナポレオンパイ」の召し上がりすぎで、
胃もたれしているからとか。。。（嘘）

インクの色が色見本で見つけて気に入った色より一段暗く、どうかなぁ～と
思ったのですが、書いてみたらとってもお似合いでした。

すいません。私の幼児のいたずら書きのようなシロモノをお見せしちゃいますが。。。


 

こんな感じの色合いです。コレで姫様にお似合いのお婿さん探しは
無事終了いたしました。

実際にインクをつけての書き味は、万年筆よりちょっと紙に引っかかる
鉛筆に近い感じ。でも、筆圧は殆どいらなく、なでるように
紙の上を滑らせると、気持ちが良いくらい安定したインクの出で、
どこまで書けるのかとイロイロ書いて見たりしたけれど、
かなりの文字数書けそうです。
ペン先にちょっとインクをつけただけでも、少したっぷり目につけても、
インクの出は安定していて、常に同じ太さで濃さの文字が書けます。

もう、嬉しくて、嬉しくて、つまんない物にも落書きしています。